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2012年9月

中秋の名月は別名「芋名月」そこでエビイモの初収穫・初出荷!!

うるう年の今年は中秋の名月である旧暦8月15日が来る9月30日といつもの年より遅くなっている。

この中秋の名月は古来より「芋名月」と言われ、子、孫、ひ孫芋のつくサトイモをお供えして、子孫繁栄・家内安全・商売繁盛を願う風習が全国で行われていたといわれる。

今ではこの風習も限られた地域のみで伝承されているようだが・・・。

何年か前からこの時期に合わせて、小生が栽培し続けている「エビイモ」を早掘りしみどり市に出荷している。

昨日夕方6株を掘り上げ夜なべ仕事で調整をし、今朝かあちゃんがみどり市に初出荷をしてくれている。

四季折々の風物に合わせて引き継がれてきた様々な地域固有の風習も、いつの間にか忘れ去られようとしている感が強いこの頃だが、春夏秋冬の自然の豊かさに感謝する感性は持ち続けたいものだ。

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ようやく秋ジャガの植え付けを行った!!

雨続きの天候で圃場の準備ができずに先延ばしとなっていた秋ジャガの植え付け。

ここ数日の晴天続きでようやく植え付け作業を済ますことができた。

朝晩の時間を活用しての作業で、前もって植え溝を管理機で切り、その溝に30cm間隔で種イモを配置し、種イモと種イモとの間に「待ち肥」としてケイ酸カリを少量ずつ施肥し、土をかぶせる。

ジャガイモは植え付けが遅くなった分幾つもの芽がでており、かあちゃんに頼んでこの芽をすっかりもいでもらっていた。

L級の種イモは半割りにして割り口にケイ酸の粉をまぶして植え付けた。

1.6m幅で長さ22mの畝に2条で植え付けし、1畝は小生が朝仕事で植え付け、1畝半ほどはかあちゃんが植え付けてくれた。

秋ジャガの植え付け適期は8月下旬~9月上旬とされ、それからすると2週間以上遅れての植え付けとなってしまった。

昨年が9月22日の植え付けであったので今年はそれよりもさらに3日ほど遅れている。

願わくば暖冬で霜が早く降りないことを願っている。

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日曜日は秋冬野菜苗の定植に勤しんだ!!

ようやく晴天の日が見られるようになってきた。

雨除けハウスでトレーに播種をしていた野菜苗もいく分老化気味となり気になっていた。というのも折からの雨続きの天候で、圃場が乾くことなく、定植の準備できずに先延ばしせざるを得なかったからだ。

その中でも今年トンネルで早出しのコーンを栽培した川辺の砂地がかった圃場(約5a)は、雨の合間を縫っ荒畝を立てていたところだ。

金曜日の夜から結構強い雨がふり、日曜日の朝にはまだ畝溝に水がたまっているところもあったのだが、定植をすることに決め朝から行った。

植え溝を軽く鍬で切り、30cm間隔でトレーの苗を配り順次手で土寄せをして定植をしていった。

定植した苗は、ブロッコリー、ミニハクサイ、ハクサイ(3品種)、キャベツ(4品種)で、苗の生え立ちが悪いトレーもあって、トレー(128穴)の数は14~15枚程。

苗の本数では1800~2000株程になる。

年内~年明け2月頃には収穫できる予定であるが、定植時期が遅れた分相当気がけて施肥管理を加え追い込みをかけていかなければならないと思っている。

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CEの当番に振られた土曜日!!

先週の土曜日は久しぶりの天気で、CEの検査当番になっていた。

午前中は農作業をして、11時過ぎに弁当を持ってCEに出かけて行った。

ところが、持ち込みの申し込みは3人のみということですぐにお役御免となってしまった。

今年は雨ばかりの天候で、出穂以降の積算温度が昨年並に不足しているようで、圃場を見渡してもまだ熟れ色のとろい圃場ばかりが目につく状態だ。

今月末当りからは中生品種の稲刈りが本格化してくるのだろうか・・・。

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今年の「稲麹病」の蔓延は尋常ではない!!

籾に付着して品質・収量を落としてしまう「稲麹病」。昔は「豊作病」としてむしろ喜ばれた時期もあったのだが、3~4年前よりその発生割合が多くなり、気がかりとなっていた。

それが今年の雨がちの天気のせいで、この「稲麹病」におかされた圃場が管内一円で見られ、ひどい圃場では車窓から見るに稲穂全体が真っ黒く見えるほどだ。

これの対策としては、出穂20日~10日前の防除しか有効な手段がないのが実情で、8月の上旬に防除をよびかけるチラシを配布してもらったのだが、今年の雨続きの天気に阻まれ、適期に防除できなかったことも大きい要因となっている。

この菌は圃場で越年し8月上旬ころから菌糸を伸ばして繁殖し、稲の葉に付着して籾に入り込んで被害粒を形成する性質を持つ。

今年の蔓延状態を考えると、地域一丸となった撲滅作戦を実施しなければならない!!

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古代米がこうべ(頭)を垂れてきた!!

わが集落総出で取り組んで6年目となる古代米栽培!!

今年は6月の田植え時に小生の身内に不幸があり、皆に田植え作業をすっかり任せっぱなしでの栽培となってしまっていた。

栽培品種は稲穂が紫黒色の糯米である「緑万葉」と粳米で稲穂が橙色となる「ベニスザク」の2種類。

品種の区分けを十分に伝えきれてなかったこともあって、この2品種が適度に混植され、数日前からこうべを垂れ始めている。

5年近く種子を自家採取していることと、2品種とも開花期が同じことから交雑しているようで、今年の稲穂の状況は紫黒の緑万葉と紫黒かかったベニスザクでしぶい色合いを呈している。

古代米はどうも交雑しやすい特性があるようだ。

毎年田植え後は畦草を刈る程度でほとんど稲の力に任せっぱなしであるが、数量は別にしても力強く実ってくれる古代米に感謝の念と驚嘆の感を抱かずにはいられない。

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田んぼの畦に張っていた黒マルチを取り除いた!!

薄井 勝利氏の唱える「疎植水中栽培」を今年は例年以上に力を入れて取組んでいる。

この栽培方法の中では深水を維持するために畦からの漏水を防ぐ目的で、畦にクロマルチを張って漏水を防ぐ作業を必須としている。

田植え直後に溝切り機のアタッチメントを変え、畦に黒マルチを張って、できるだけ深水での栽培に心がけてきた。

これまでもマルチ張りはずっと続けて実施しているが、今まではこのマルチを取り除く作業を稲刈り後しばらくたってやっていた。

そのため硬くしまった土に埋もれたマルチを取り除くのに鍬で土を掘り上げることを余儀なくされ、多大な労力を費やしていたのが実態だ。

今年はその反省の上に立ち例年より2カ月以上早く今日の早朝この作業を行った。

まだ土に柔らかさが残るこの時期に取り除くといとも簡単にでき、3枚の圃場すべてのマルチを取り除くことができた。

なんで今まで早い時期にこの作業を済まさなかったのかと改めて実感した次第だ。

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「曼珠沙華」の咲く頃となった!!

9月も早中旬にさしかかり、もうすぐ秋の彼岸を迎える頃となった。

この時期になると岸辺でたいまつが燃えるがごとく咲き誇る真っ赤な「曼珠沙華(彼岸花)」が見られる。

小生の川辺にある圃場の一角にも小さな群生地があり、今朝は朝露に濡れ一層みずみずしい真っ赤な花を咲かせていた。

毎年今時期には必ず花を咲かせるこの花の生理時計(?)には感心させられる。

この彼岸花は全草毒草の多年生球根作物で、中国からの帰化植物といわれている。

稲作の伝来時に土とともに鱗茎が混入して日本全土に広まったとされているが、その毒性から土に穴を掘る小動物を避けるためにあえて鱗茎を持ちこみ、畦や土手に植えたともいわれるようで、農家の工夫の一環をも窺い知ることができる。

この彼岸花が真っ赤に群生して咲く姿は見ものである。

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ようやくエビイモの親茎切りを終えた!!

今年の雨の多い天候の中で、ひとりサトイモだけは地上部の生育で見る限り旺盛な生育を見せている。

小生の栽培するサトイモの一種であるエビイモも定植が遅れたものの例年以上に良い生育を見せている。特に今年の生育具合では子イモ、孫イモの茎立が多い傾向があり、これが品質にどう影響するか少し不安なところでもある。

多品目を栽培している小生にとっては、エビイモ栽培の大事な作業である親茎の段階的な葉かき作業がついつい遅れがちとなっていた。

例年であればお盆時期を目安に親茎をすっかり取り除くのであるが、今年はその作業が2週間以上遅れ、9月の上旬になってようやくその作業を終えることができた。

子茎を傷つけないように注意を払って、親茎をわしづかみにして鎌で株元近くから切り取る作業は結構きつい作業である。

理想的には1~2枚ずつ段階的に切りはずしていくのがよいのだがこれがなかなかできないのが実情だ。

エビイモは立派な子イモを収穫の目的にしており、よい子イモを育てるためには、この親茎はずしの作業が重要なポイントで、これをすることで子イモを自立させ、親から離れて子イモみずから栄養をとって成長することを助長する目的で行う作業だ。

今月29日が中秋の名月(別名「芋名月」)ということで、この日に合わせて少し早掘りをしてみようと考えている。

地上部の出来に呼応して地下部のイモも大きくなっておればよいのだが・・・。

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同窓会の余韻!!

はりまや橋で逢いましょうと集まり大いに盛り上がった同窓会。

小生の気持ちの中にはその余韻がいまだ続いている。

当日参加できなかった同窓生で、学生時代にともにギターに熱中した(小生の場合は正確には授業にも出ず没頭したといった感が強いが・・・)S君と携帯電話で話すことができ、近況を尋ねたところ、「今もギターを弾いている」という言葉が小生の気持ちの中にずっと尾を引いていた。

S君はクラシック中心、小生はフラメンコとそのジャンルは多少違ってはいたものの、よくお互いの下宿を訪ね得意の曲を弾きあったことなどが彷彿と思い出され、ギターが気になっていた。

昨夜この気持ちを抑えきれなくなって、2階の部屋に上がり、すっかり置き忘れたままになっていたギターケースよりギターを取り出し、調律をして少しばかりつま弾いてみた。

10数年以上すっかり手にすることを忘れていたギターであるので、指は全く思うように動かず、もどかしさと時の流れをしみじみと実感させられた。

あのころ夢中になって身につけた「ラスゲアード」の技術もすっかり錆びついてしまったし、唸るように演じれた「トレモロ」も全く体をなさなくなってしまっている。

しかし、ギターを抱くと意外にしっくりとなじんだ感触が心地よく、またギターを練習しなおしてみようという気になった。

さて、あの若かりし頃に謀女子大生を魅了した得意のフラメンコ曲を再び弾けるようになるのかしら・・・・。

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路上ライブの兄ちゃんをてがう!!

はりまや橋で逢いましょうと集まった同窓会は大いに盛り上がり、一同連れだって帯屋町のアーケードを抜け、中央公園の近くのスナックに向かった。

その途中、帯屋町のアーケードの一角でギター片手に路上ライブをやっている兄ちゃんを認め、いい気分になっている仲間3人で、この兄ちゃんをてがい、3曲程をリクエストして歌ってもらった。

「神田川」「なごり雪」それに吉田拓郎の「ゆかたの君は・・・・」の3曲で、その兄ちゃんは酔っ払いを相手に、一生懸命気持ちよくギターを弾きながら歌ってくれ、小生たちは大いに満足し、それなりのおひねりも手渡し、若かりし頃の思い出をさらにいやました次第。

兄ちゃんの名前も聞いたかもしれないが覚えてはいない。彼は小柄でキーの高いハスキーな声の持ち主で、ひたすらこれからも頑張ってほしいと願っている。

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9月7日18:00はりまや橋で逢いましょう!!

去る9月7日18:00はりやま橋で逢いましょうとの1枚の葉書が6月頃に届いていた。

昭和46年度入学50年~51年度卒業の高知大農学部暖地農学科の同窓会の案内だ。

卒業10年後くらいに一度同窓会はやったのだが、その後はずいぶんと疎遠となっていて、この葉書が届いてからは、9月7日を待ちどおしく思っていた。

17:50頃にはりまや橋につくと葉書を出してくれた大阪のYと岐阜のEの二人がすでに着ており、ずいぶんと久しぶりの再会を歓迎し合った。

案内の時間が迫るほどに三々五々この日のためにはせ参じたメンバーが揃い、総勢13名の集まりとなった。

28名のクラスであったので約半分の出席率。

卒業以来初めて合うメンバーも何人かいて、それぞれに35年以上の年齢を重ね、還暦の年を迎えた姿はそれなりの風貌となっており、お互いの年を取ったこと、体の健康のことなど話題が絶えなかった。

一同が会したところでT社長にお願いして「浪漫亭」に突然の予約を取ってもらい、酒を酌み交わしながら多感な青春時代を4~5年過ごした学生時代の思い出話等に、時の経つのを忘れて大いに飲み大いに語り合った。

M農林副部長の行きつけの店に場所を変えてからも、酒を酌み交わし、大いに思い出話に花を咲かせ時間の経つのも忘れてしまった。

ようやく日が変わった頃になって、その店で円陣を組み、思い出の南冥寮歌「豪気節」を声高らかに唄い上げ、再会を誓い合ってそれぞれの宿泊場所に帰っていった。

今回のような同窓会であれば幹事にあまり負担もかからず、気楽に開催でき次回は大阪、その次は福岡で会おうといううことになっている。

お互い健康には留意しようぜとはだれからとなく交わされた言葉であった。

この一時程酒をうまいと思って飲んだことはなかった・・・。

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利き手を痛めて悩んでいる!!

毎日趣味の園芸にいそしむことを楽しみとしている小生。

2~3日前よりこの楽しみが十分謳歌できなくなって悩んでいる。

というのも利き腕の右手首を痛めぼったりと腫れあがり、鍬を持つことすらできない状態になってしまった。

鈍痛に我慢できなくなって、昨日町内のT医院にて診てもらったところ、レントゲン写真では骨に異常は見られず、「痛風」の疑いがあるとの見立て。

ここ3年間毎年ドックを受け尿酸値は全く問題ない数値であったので、この判断は小生としては納得できない。

しかし、痛みを何とかしてほしく、手首の患部に注射とシップ・包帯で固定してもらい、見るからに痛々しい姿となった手首が悩ましい限りだ。

一日開け少しは腫れも引き、痛みの薄れを感じてはいるが、趣味の園芸を思う存分楽しむようになるにはしばらくかかりそうだ。

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生姜の「白星病」が止まらない!!

今朝も暗いうちに起き出し生姜圃場に農薬散布を行った。

生育の後半に出てくる生姜の「白星病」。出初めに気をつけて防除をやってきたのだが、天候が雨がちのこともあってか、一向に病勢が止まるどころか、圃場一面に蔓延してしまい対策に苦慮している。

特に一番広い10aの圃場がひどく、4日前に防除をしたが追いかけて今朝も防除を行った。

朝梅雨で生姜は濡れており合羽を着ての作業はすぐに汗だくとなってしまう。それでも我慢して1時間半ほどで4枚の圃場に農薬散布を行った。

なんとか病気の勢いが止まってほしいと思っているのだが・・・。

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毎朝農薬散布作業が続いている!!

今年は本当に天候不順な年だ。晴れたと思っていたら突然にわかに雲が立ち込めスコールのような大粒の雨をもたらす。

それでも早朝雨の落ちる前を狙って、ここ4日毎朝早起きをして消毒作業に追われている。

水稲にこまるの稲麹病防除~生姜の白星病防除~エビイモのハスモンヨトウ防除。

今朝も暗いうちに起き出し、にこまるに穂首イモチとカメムシ・ウンカの同時防除を行った。

西の空に月が残っており雲をかぶって今にも雨が降り出しそうな気配であったが、「雨が落ちたらその時よ。」と作業を強行した。

結果はしばらくは雨の心配はなさそうで一安心だ。

今年もあちこちで稲麹病の被害が聞こえており、品質面で心配なところだ。

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「にこまる」の作出者坂井 真先生を訪ねる!!②ジャンボタニシを活用

九州沖縄農業研究センターで「にこまる」を主に全国の有名な品種の栽培試験の現場を見たのだが、その時稲株のいくつかに「ピンクの卵塊」が付着しているのが目にとまった。

N指導員も気づいたらしく、「あれはスクリミンゴガイですね!!」と確認を求めてきた。

圃場を詳しく見てみると、あちこちにその卵塊はもちろんのこと、かたつむりを大型にしたくらいの親も数多く見られた。

通称「ジャンボタニシ」は正式名を「スクリミンゴガイ」という淡水棲大型巻貝である。

東アジア・東南アジア各地で稲の害虫となっている外来種で、世界の侵略的外来種ワースト100選定種の1種とされている。

原産は南アメリカラプラタ川流域原産で、食用として1981年に台湾から長崎県と和歌山県に持ち込まれたのが日本への最初の流入とされている。

需要もなく採算がとれす廃棄されたために、野生化し西日本で分布を広げているそうで、県内でも南国市をはじめ須崎管内にも広く分布し、難駆除害虫の一つとなっている。

30日に訪ねた熊本菊池市でも広く分布していた。

このジャンボタニシは草食性で雑草はもちろん稚苗の稲も食べてしまうのだが、九州ではこの特性を活用し、ジャンボタニシによる除草で、田面に一本の雑草も見られないように管理されていた。

稲の対策としては30日~35日育苗の「中苗」での田植えで、稲への食害を回避しているということであった。

わが管内には今のところこのジャンボタニシは生息していないとされている。

活用としては興味を覚えるが、「生態系をまもる」視点からは、導入は許されないものと強く思うところだ。

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